母ごころ

仕事人間が専業主婦になる(育休する)と・・・

母親業って、仕事で重宝がられた能力がほとんど役に立たないと思うことがしばしばだ。

特にスピーディーな事務処理能力、生産能力、1日の中でどれだけすべきことをやり遂げるか、このあたりの能力と意識は却って邪魔になる。

(あっ、家事では活かされるけどね)

 

この時差。

 

一見、子育て中の母親ってゆったりとした時間の流れで母性全開で過ごしているように思われがちだけど、実際は、全然違う。

せかせかする心を抑えて、かろうじてゆったりと見せているのだ。

 

だってすべきことは、ほとんどできない。

自分のペースなんてありゃしない。

それどころか、子どもにご飯を食べさせ、服を着せ、オムツを替えるといった日々繰り返されるごく基本的なことさえ、予定通りには行かないんだもの。

 

その中でさらに、仕事と同じ意識とスピードで、今日すべきこと、させたいことを頭の中でリスト化していたら、何もできないことに、フラストレーションが溜まる一方。

 

「たくさんこなす」世界から、「いかにしないか」の世界へ。

 

そう、真逆の価値観の世界にやってきたと、早めに切り替えないと、苦しい。

仕事をバリバリ一線でやってきた女性こそ、思考を切り替えないと、潰れてしまう。

 

仕事では、最短距離で多くを処理することが評価されたけど、育児は逆。

時間をかけて回り道することこそが、一番の近道だということを身を以て知る。

 

問題に正面から素早く対応することが良しとされてきたけれど、育児は違う。

子どもと面と向かって戦うことが、時間と労力の浪費であるということに降参の後に気付く。

むしろ、しばらくしたいようにさせておき、タイミングを見計らう。

そう、「待つ」という一見「何もしない」能力を磨いていくのだ。

 

それでも会社時代と比べて、誰からも評価されない、達成感が目に見えない育児という世界で、日々悶々と自分の無力感を感じて過ごしている。

 

「これでいいのかな?」

そう問いかけながら、世界から切り離されたような孤独感を抱えて、自分がどんどん置き去りにされていく感覚に陥るのである。

 

 

でも本当は、今、ものすごい能力を磨いていること。

それは、具体的な結果として目に見えない労働だとしても、日々の忍耐の中で、工夫の中で、大いなる知恵を自ら身に付けているはずだ。

 

それは、今は気付かないかもしれない。

でも、それはものすごく大きな能力と知恵のはずである。

 

そして、この何もできない期間は一時的なものだということ。

一生続くような恐怖にかられることもあるけれど、もうすぐ終わる。

 

今、家の中で過ごしていることは、何もしていないことでも、楽して生きているということとも違う。

それは大いなる誤解である。

 

一歩外の世界に出た時に、戻った時に、ものすごい大きな財産を得たことに初めて気付くのかもしれない。

 

今の苦しみは、育児で味わえる喜びだけが対価ではない。

それ以上のものが、日々私たちの中に蓄積されているということ。

 

そして、それが、いつか花開く時がくるのを、喜びをもって知ることになる。

そう信じている。

 

子育ては、この世で最も尊い重労働だ。

それを今、私たちがしていることに、胸を張って生きよう!

子育て中であること、家にいることの負い目なんて、捨ててしまえ!

それでも拭えない負い目なら、社会に舞い戻るための糧にするんだ!

 

頑張れ!ママたち!

頑張れ!私!(笑)

 

 

 

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