この秋、種まきをした「カブ」が収穫間近となって、土から白い肩を覗かせています。
追肥をして、土寄せ(土から出てきた部分に土を被せる作業)をしていて気付いたことがありました。
それは、
夏と比べて冬の畑の土がとてもフワフワしていて、軽い!
ということです。
フワフワ、サラサラとしているので、土寄せも軽々とできます。
私は、畑には日中の隙間時間にぱぱっと行くことが多いので分からなかったのですが、先日早朝に行った時に、土がフワフワになる理由が分かりました。
それは・・・
霜柱です。
あたり一面、雪が降り積もったのかと見間違うほどの霜に覆われていたのでした。
歩く度に、ザクザクと霜柱を踏む音が響きます。
夜の間、土の中の水分が凍ってできる霜柱ですが、毎朝日に当たると溶けてしまいます。
でも、霜柱が一度土を押し上げるようにしてできるので、土がその部分だけ耕されたようになるんですよね。
お陰で、霜柱が溶ける日中には、持ち上げられた土が残って乾き、表面がフワフワした状態だったというわけです。
こんなことが、毎晩、毎朝繰り返されているなんて、
間もなく溶けてなくなる霜柱の美しさに、自然の神秘を感じた朝でした。