はるひ野1丁目の「宮添みのり公園」
はるひ野2丁目の「柳町いろどり公園」
はるひ野3丁目の「海道ひだまり公園」
はるひ野4丁目の「丸山こもれび公園」
引っ越してきた当初から、はるひ野の公園名には最初に漢字が含まれることを不思議に思っていました。
大抵近所の公園というのは、子ども達が呼び易いようあまり漢字は使用されないイメージがあったので、どんな意味があるのだろうと気になっていたのです。
その答えを、オン・ザ・ヒル コーヒーのオーナー後藤さんに教えてもらうことができました。
それは・・・
「丸山」や「柳町」、「宮添」、「海道」というのは、はるひ野が開発される前の、その場所の地名だった
ということです。
さらに、よこみね緑地などの緑地名も、旧地名がそのまま残されているそうなのです。
お店で見せていただいた「はるひ野開発と地域の記録『くろかわ』」には、さらに詳しいことが書かれています。以下、要約すると
はるひ野開発は、およそ40年の歳月を経て行われたそうですが、それまでここは、「農村集落」だったそうです。
3方を丘陵で囲まれて「川崎のチベット」という呼称もあったほどの山間部でした。
その辺境ともいえるこの地を守ってきた祖先や、開発に携わってきた先人達の苦労や想いを考えると、新しい街に生まれ変わっても、その歴史や息吹はどこかに残したい。
そんな思いから、公園と緑地に旧地名が残されたそうなのです。
公園の名前を通じて、はるひ野の過去を知りました。
皆さんとシェアしたく、記事にさせていただきました。
参考文献:「はるひ野開発と地域の記録『くろかわ』」平成18年5月28日発行